【スペイン・トレド&マドリード日帰り旅】ドラクエの世界に迷い込む!中世の街と世界遺産の1日


スケジュール

  • 8:15 アトーチャ駅
  • 8:49 トレド駅
  • 10:00 サンファンデロスレージェス修道院
  • 10:30 サント トメ教会
  • 11:45 ソコトレイン乗車
  • 13:00 アルカサル
  • 13:30 ランチ Cervecería La Abadía
  • 14:30 トレド大聖堂
  • 15:25 トレド駅
  • 15:59 アトーチャ駅
  • 18:30 ソフィア王妃芸術センター
  • 21:00 ディナー

マドリードのアトーチャ駅からスペイン国鉄RENFEの高速列車に乗って、古都トレドへ。 予定より10分ほど遅れての出発だったけど、列車に揺られることわずか30分。9:00にトレド駅に到着。

トレド駅から徒歩10分ほど行くと、トレドの中心部にへ向かう途中に渡るアルカンタラ橋が見えてきました。 この橋、実はローマ時代からの歴史をもつ石造のアーチ橋で、後にイスラム、キリスト教時代を経て何度も修復されたもの。

街の中にはお土産屋さんも多く、剣や盾のレプリカがずらっと並んでいました。 なかには500ユーロ近いものも。さすがに買えないけど、ちょっと欲しくなってしまうクオリティ。 丘の上に石造りの城壁都市、城、教会、細い石畳の道。すべてがリアルな中世で、RPGのダンジョン感満載!!

途中で食べたマサパンは、アーモンドと砂糖を練って焼いた伝統菓子で、トレドの名物。 これがめちゃくちゃ甘い!まさに砂糖の塊。でもこの甘さが、ちょっと癖になる。


エル・グレコと向き合う——サント・トメ教会

10時にはトレド旧市街の中心にあるサント・トメ教会へ。 この教会は、トレドに縁の深い画家エル・グレコの代表作《オルガス伯爵の埋葬》が展示されていることで有名で、世界三大絵画とも言われてます。 展示はこの一枚だけ。でもこの絵を見るためだけに訪れる価値があると思います。

上半分は天上の世界、下半分は地上での埋葬シーン。 この構図で「生と死」「天と地」の対比が表現されていて、どこか日本の仏教的な世界観にも通じるものがあると感じました。 死体の描写がリアルすぎて、まるで3Dのように浮き上がって見えました。この絵画は大塚美術館ので陶板見たことありましたが、本物は全然違うと実感。。ぜひ現地で見てみてください。


カトリック両王が眠るはずだった修道院と、トレドを一望する展望台

続いて訪れたのは、15世紀にカトリック両王が建てたサン・ファン・デ・ロス・レージェス修道院。 もともとは彼らの霊廟として建てられたゴシック建築の傑作。 外観はどっしりとしていて重厚、中は入りませんでしたが、中庭と回廊が美しいそうです。


観光列車「ソコトレイン」でトレドをぐるり一周

乗り場はチケット売り場から徒歩5分ほど行った場所にあります。

ソコトレインという列車はのんびりと街をぐるっと一周しながら、音声ガイド(日本語もあり)付きで歴史や見どころを解説してくれるので、短時間でトレドを知るのにぴったり。所要時間は50分ほどで、30分間隔で運行しております。予約埋まるので先にチケット買いに行くことと、列車の右側に座るのがおすすめです。

最大の見どころは、やっぱりミラドール・デル・バイエ(Valley Viewpoint)。

街の対岸の高台にあるこの展望台からは、トレド全体を一望できます。タホ川に囲まれた要塞都市の姿が、ぐるりと弧を描くように広がっていて、「中世の世界遺産都市」を一枚のパノラマで見る感覚。 ここで10分ほどの撮影タイムがあるのもありがたい。トレドに行くならぜひ行ってほしい場所です!


アルカサルとランチタイム

ソコトレイン列車を降りてすぐ、スペイン陸軍博物館としても有名な「アルカサル(要塞)」のカフェと図書館で一休み。

この高台からもまた絶景で、トレドの道の入り組み方がよく分かります。ほんまに迷路みたいな街ですね。

ランチはCervecería La Abadíaへ。 ここで食べたのは、トレド名物カルサムサス(Carcamusas)。牛肉のワイン煮込みのような郷土料理で、ほろほろに煮込まれてて美味しかった!さらに、コロッケのチーズがとろっと溶けて、これまた絶品。


世界遺産の大聖堂と、昼の余韻

午後は、スペイン最大級のゴシック建築「トレド大聖堂(Catedral Primada)」へ。 トレドがスペインの宗教的中心だった中世からの歴史を持ち、ユネスコ世界遺産にも登録されているトレドの象徴。 今回は時間がなくて外観だけでしたけど、ファサードの彫刻と前の広場に広がるクリスマスマーケットの雰囲気が良くて、夜はさらに映えそう。次は中に入りたい!

15:25発のトレド発の列車に乗り、15:59には再びマドリード・アトーチャ駅へ。 トレドへの電車は日本から予約して行ったので、この電車に乗りましたが、駆け足感が否めなかったので、あと1-2時間くらい後の電車だったらゆっくり楽しめたかと思います。

マドリードのホテルに戻って一旦休憩します。


ソフィア王妃芸術センターで「ゲルニカ」と対峙する

18:30にソフィア王妃芸術センター(Museo Reina Sofía)へ。なんと平日の19時〜無料開放をしているということで、18:30に行きました。中に入れたのは19:30。1時間弱並びました。

ここには、20世紀のスペイン美術が集結していて、最大の目玉はもちろんピカソの《ゲルニカ》。


スペイン内戦の悲劇を描いたこの絵は、教科書や写真で見るのとは全然違って、本物は想像以上に大きく、黒く、重たい。 くすんだ背景の中に浮かぶ叫ぶ馬や母の姿。光ではなく「苦しみ」が画面から放たれている感じがしました。

🍽 ディズニー風のレストランで、楽しい夜の締めくくり

スペイン旅最後の晩餐はRosi La Loca! ここ、内装がディズニーモチーフで可愛く、 皿やメニューのデザインもこだわりまくってる。

こういうところって見た目に特化しがちですが、味もちゃんと美味しかった!店員さんもフレンドリーで明るくて、いい締めくくり。


お金まとめ

項目日本円ユーロ
マドリード↔︎トレド電車往復4,633円27.5€
マサパン861円5€
サントトメ教会677円4€
ソコトレイン1,524円9€
ランチ5,083円30€
お土産(キーケース)1,693円10€
ディナー3,473円21€
ホテル2泊目 Uma Suite Atocha9,680円60€
合計27,624円166.5€

🌍 まとめ:トレドは「行って後悔ゼロ」な世界遺産都市

ドラクエのような街並みに始まり、エル・グレコの名画、世界遺産の大聖堂、壮大な景色と絶品グルメ…。 トレドはスペインの美しさを1日で凝縮したような場所でした。しかもマドリードから日帰りで行ける気軽さ!

「どこ行こうかな」と迷ってるなら、迷わず世界遺産の街・トレドをおすすめします!


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