スケジュール
- 9:30 グエル公園
- 11:30 サンパウ病院
- 12:30 サグラダファミリア
- 13:15 生誕のファザード
- 15:00 ランチ tuscania
- 17:00 ゴシック地区 コロンブスの塔
- 18:30 ディナー Ciutat Comtal
まずはカタルーニャ広場の地下鉄チケット売り場の機械で、バルセロナの地下鉄・電車の回数券を買いました。回数券には色々種類がありますが、T-Famliarという数名で利用できる、8回の回数券を買いました。2人での旅行なので、1人4回使える計算です。
カタルーニャ広場から24番線のバスに乗ってグエル公園へ。所要時間は30分ほどです。
■ グエル公園
グエル公園は無料エリアと有料エリアがあり、事前に有料エリアのチケットを予約しました。9:30に到着すると、そこには観光客、というか…日本人だらけ。。耳を澄まさなくても自然に日本語が聞こえてくるほど。。
「グエル公園」はアントニ・ガウディが設計した庭園で、元々は住宅地として開発される予定だったそうですが、プロジェクトが途中で頓挫し、現在の公園の姿になりました。

カラフルなモザイクタイルでできたトカゲのオブジェや、曲線が美しいベンチなど、「自然との調和」をテーマにしたガウディらしさが随所に感じられる空間です。


ちなみに同行者は、しばらく「グリル公園」だと思っていたようです。良い匂いがしそうな公園です(笑)
■ サン・パウ病院|知られざる世界遺産
グエル公園を出た後は、30分ほどぶらぶら歩いて「サン・パウ病院」へ。11:30頃に到着。観光客はほとんどおらず、静かで落ち着いた雰囲気でした。時間があれば訪れてもいいかもしれません。

ここは実は世界遺産。建築家ドメネク・イ・モンタネールによって設計され、20世紀初頭のモデルニスモ建築の傑作の一つです。病院とは思えない美しさと優雅な造りで、実際に近年まで医療施設として使用されていたというから驚きです。
ここからサグラダ・ファミリアがだんだん近づいてくる感じもワクワクしました。

■ サグラダ・ファミリア|心を揺さぶる光と空間
サグラダファミリアを横目にLa Selecta de xurrosというチュロス屋さんに寄り道。チュロスをチョコレートソースをディップしていただきます。チョコレートは甘くなくてチュロスの塩味とマッチして美味しい!
そして間近で見るサグラダ・ファミリアの迫力は、やはり圧巻でした。大きさ、彫刻の緻密さ、建築の独創性…そのすべてが視覚を圧倒してきます。

中はまるで“森”の中にいるような柱のデザインと、色鮮やかなステンドグラスの光が天井から床へと降り注ぎ、静寂と神聖さが空間全体に広がっています。


「生誕のファザード」の塔にも登りました。塔付きのチケットを予約したので、予約時に生誕か降誕のファザードを選択できました。
バルセロナの街を見渡す景色は素敵で、建築現場も間近で見ることができました。


のんびりガイドを聞きながら回っていたところ、14時過ぎに「もう閉館です」とスタッフに追い出されることに。まだ14時なのにと思っていたら公現祭(キリスト記念日)で営業時間が4時間短縮されていたそう。生誕のファザードをじっくり見られなかったのが心残りです。
■ パエリアと名残惜しい別れ
サグラダ・ファミリアの近くにある「Tuscania」というレストランに並び、15時にようやくランチ。パエリアは濃いめの味付けで、海鮮の旨味がぎゅっと詰まっていて美味しかったです。
個人的には、チキンやビーフより、やっぱり海鮮がおすすめだと思いました。

食後は「ガウディ広場」で写真撮影をしながら、外からもう一度生誕のファザードの彫刻を見学。名残惜しい気持ちを抱きながら、サグラダ・ファミリアとお別れ。外観も内観もここまで心を惹かれる建物って、他にないんじゃないかと思える場所でした。

■ 港へ|コロンブスの視線と、満員バスのスリ未遂
今日のメイン観光が前倒しで終わってしまったので、地下鉄Drassanes駅で降りて「コロンブスの記念塔」へ。
ここは、あのコロンブスが新大陸から戻り、イザベル女王に報告した地点に建てられた塔で、彼が指さす先に“世界一周”のロマンが詰まっています。
記念にライオン像と一緒に写真も撮りました。周辺は「ハーバーランド」みたいな雰囲気で、人が多く賑やか。

Wホテルとその手前にある貨物用保管倉庫がまるで横浜にあるインターコンチネンタルと赤レンガ倉庫のように見えます。バルセロナ港の貨物用保管倉庫は現在は倉庫としての機能は失われていますが、そのまま外観を保存しつつ、一部はイベントスペースやオフィス、文化利用などに転用されている歴史的建築です。

帰りはホテル近くのレストランへ。バスへ向かいました。バスの中は超満員で、前にかけていたショルダーバッグを横から手を突っ込まれ、スリ未遂に遭遇しました。
横にいた犯人らしき男性を見ると、白々しい顔で「え? 何もしてませんけど?」と手を上げてリアクション。なんもしてないやつはそんなリアクションはしやんわ!!!その反応で絶対こいつやと確信しました(笑)
カバンの中にはハンカチとグミとかしか入ってなかったので取られても問題なかったのですが、バルセロナに限らず満員電車やバスは本当に注意してください。
今回は相手がマヌケでカバンに手を入れられた瞬間に気づきましたが、大体は盗まれた時は気づかず、後に気づくことが多いので、そうなると泣き寝入りがほとんどです。。
■ バルセロナ最後のディナー
夕食はカタルーニャ広場近くのレストランCiutat Comtalへ。メニュー表を見てみると、なんか見たことあるなと思ったら、昨日行ったお店の姉妹店でした(笑)

パン・コン・トマテ(トマトパン)や、牛肉とフォアグラの料理などをいただきました。19時すぎには行列ができていたので、人気店であることは間違いありません。
19:30にはホテルに戻り、21時には寝落ちしました。1日中歩いた疲れがドッと押し寄せてきました。
■ 旅費メモ(日本円・ユーロ)
項目 | 日本円(¥) | ユーロ(€) |
---|---|---|
地下鉄回数券 | ¥1,961 | €11.35 |
グエル公園 | ¥2,161 | €18.00 |
チュロス屋 La Selecta de xurros | ¥1,021 | €6.00 |
サグラダファミリア | ¥5,832 | €36.00 |
ランチ | ¥2,960 | €17.40 |
ディナー | ¥2,314 | €13.60 |
ホテル(HCモンブラン2泊目) | ¥15,006 | €76.00 |
合計 | ¥31,255 | €178.35 |
■ まとめ|バルセロナ、やっぱり特別な街
サグラダ・ファミリアという圧倒的な存在感、ガウディ建築に囲まれた街、観光と食とトラブルがぎゅっと詰まった1日でした。
サグラダファミリアは2026年に完成と言われているので、完成後にまたゆっくりと訪れたいと思います。